初心者でも大丈夫!開業・起業時の事業資金調達方法をプロが伝授!「はじめての資金調達」

資金調達の注意点:闇金業者対策とグレーゾーン金利

悪徳業者による被害や、トラブルを耳にしたことはありませんか。被害に遭わないためには、悪徳業者を利用しないことが第一です。

闇金(ヤミ金)業者対策

悪徳業者とは、貸金業法に基づく登録を受けずに違法に貸金業を営む業者のこと。違法な金利での貸付けを行ったり、過剰な取り立てで借り手を精神的に追い詰める場合があります。
高金利によって返済請求額が一気に膨れ上がり、返済不能に陥る人は後を絶ちません。万が一にも悪徳業者から借入れてしまわないよう、まずは、財務局長または都道府県知事の登録を受けている業者かどうかを確認し、登録の確認ができない業者からは絶対に借入れないようにしましょう。

グレーゾーン金利の注意点

貸金業者に対する金利制限には、利息制限法と出資法があります。それぞれ、利息制限法では利息の支払いが元本に応じて年15~20%、出資法では年29.2%という上限金利が定められており、グレーゾーン金利とは、この2つの上限金利の中間にある金利のことを言います。悪徳業者は、グレーゾーンや出資法を超える金利を設定し、違法な利息の支払いを要求したりするので注意が必要です。
平成22年6月18日に出資法の上限金利が引き下げられ、現在、出資法で定める上限金利は年20%です。借入れの際には、利息が年20%を超えていないかどうかを確認しましょう。

契約書に署名・捺印をする前は、金利などの契約内容をしっかりと読むことが大切です。 また、もしものことを考え、借入れの際には契約書を必ず受け取り、トラブル時などの証拠として保管しておきましょう。