用語集

机上査定

読み仮名:きじょうさてい

机上査定とは?訪問査定との違いや注意点を解説!

不動産を売却する際には、対象の不動産を査定してもらうステップが重要です。査定結果に応じて売り出し価格などを決めるので、査定金額によって不動産が高く売れるかどうかが変わってくることも多いからです。不動産の査定方法には、「机上査定」という方法がありますが、机上査定とはどのような査定方法なのでしょうか。利用の際の注意点も知りたいところです。
今回は、不動産を売却する際の机上査定について解説します。

机上査定とはどんな査定方法なの?

机上査定とはどのような査定方法なのでしょうか。
机上査定とは、対象の不動産を実際に見ることなく、情報だけをもって不動産を査定する方法のことです。たとえば登記簿に記載されている情報や、周辺の取引事例などを参考にしながら不動産業者が査定します。
机上査定を利用したい場合には、実際に不動産屋に行く必要はありません。返答も早く、30分程度で回答が来ることもあります。最近では、インターネット上で簡単に机上査定が受けられるサービスなども増えています。
机上査定は手間もかからず気軽に利用できるので、便利です。

「机上査定」と「訪問査定」はどう違う?

不動産の査定方法には、机上査定ではなく訪問査定という査定方法があります。訪問査定とは、実際に不動産業者が対象の物件を訪れて、その状況を見ながら査定する方法です。
机上査定では、登記簿などから得られるおよその情報からしか判断できませんが、訪問査定の場合には、実際の不動産の状況を見て具体的に判断できます。そこで、訪問査定の方が、より実際の売却価格に近い金額の査定を受けることが可能になります。ただし、訪問査定を受ける場合には、その時間に不動産業者を家に入れて対応しないといけないなどの手間がかかります。

机上査定を利用する場合の注意点!

机上査定を利用する場合には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
まず、机上査定ではおよその査定額しか出ないことを理解すべきです。実際に不動産を見てみると、傷みがあったり、周辺環境が思ったよりも悪いケースなどもあります。
机上査定を正確に行うためには、不動産の良い点も悪い点も含めて、できるだけ正確に情報を伝えることが重要です。
また、机上査定で出た査定金額は、実際に販売できる金額とは異なります。実際に不動産を売却する価格は、売り出し金額を決めてから購入希望者と交渉して決めることになるので、査定額とは全く異なる数字になることもあります。

今回は、不動産の机上査定について解説しました。机上査定を利用すると手軽で便利ですが注意点もありますので、今回の記事を参考にして、賢く利用しましょう。

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